エジプトで栽培されている超長繊維綿であるギザコットンのリブニット生地です。
リブの畝も細かく、肌感触は「しっとり」という言葉が似合いそうです。
新しい生地は、ワクワクと戸惑いが表裏。
生地の良さに魅了されても、縫うことはまた別の話。
今回も、そこそこ苦戦しながらも、一つの形にたどりつけました。

秋冬に向け、インナーで着られる心地よい素材。
まずは、このレッドから。
細めのタートルネック、ワンサイズでスタートします。
細めと言ってもとても伸びのあるリブ素材。
程よいフィット感になるかと思います。

シロ.はユニセックスで展開していますが、今回は、どちらかと言うと女性のサイズになります。
色展開、サイズ展開は、この先の話になってしまいそうですが、
できれば実現したいと思っています。

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久しぶりに、ワンピースを作りました。

パン屋秋日和さんがオープンした頃、
同名の映画「秋日和」が気になって観たところ、
ずるずると引き込まれ、小津監督の映画を立て続けに観ました。
出ていた女優さんが気になって、同時代の他の作品も。

名作ですので、あれこれと言うことはおこがましい限りですが、
名女優さんの若き日のみずみずしいさに圧倒されました。
1960年代は、おそらく着物から洋服へと移行している途中。
年配の方は多くが着物姿。
ファッションへの眼差しは今以上であったかと想像してしまいます。

今回作ったワンピースは、
数々の女優さんからインスピレーションを受けて作りました。
特に、襟元に。後ろ姿も美しくって。

出来上がったワンピースは、映画の中に出てくるものとは全く違うものになりましたが・・・。
シロ.のラインにうまく着地できたように思っています。

まずは、ブラックとダークブラウンの2色でスタートしました。
麻が15%入った、上品なコットン生地で作りました。
お持ちのベルトでウエストを閉めると、また違ったシルエットを楽しめるかと思います。
今後は、他の生地でも作ってみたいと、気持ちは膨らんでおります。

初めに作ったものは売り切れてしまったので、
只今、予約を受けております。
よかったら是非。

C/L Light Angle Collar OP / Brown
C/L Light Angle Collar OP / Black




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猛暑日が続く日々が終わっても、真夏日はまだまだ続きそうです。

先日、冬が苦手だというお客様がいらして、この夏も特に不快でなかったとおっしゃっていました。
この暑さをついついマイナスなイメージばかりに捉えてしまっていましたが、
それぞれ。
私の気持ちまでちょっと軽くなった気持ちでした。

日没は早くなり、虫の音色が変わっても、これだけ暑いと、
冬は本当に来るのだろうか。とぼやいてしまいます。

夏の間、欠品していたブルーネックのカットソーを追加しました。
今回からプチリニューアルしています。

長袖の季節、早く来い。の気持ちも込めて。

B/N Relax Cut&Sew | Off White
B/N Relax Cut&Sew | Navy


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5Pデニムのデザインを活かして丸みのあるワイドパンツを製作しました。
シロ.では珍しいジップフライのパンツです。

股上を深くとり、腿あたりから裾にかけてゆるやかに窄めることで独特な丸みのあるシルエットに仕上がっています。
生地は静岡県浜松市で織られた天日干しコットンを使用。
職人により手作業で染色された奥深い生地の表情を感じて頂けると思います。

男女兼用3サイズ展開になります。

Sun Dried Cotton 5P Pants|Mint
Sun Dried Cotton 5P Pants|Sand Beige

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2023.09.12 クロの日
少し、前になりますが9月6日はクロの日。
というのは、半分冗談なのですが、
シロ.にとっては大切な日です。

吉祥寺にお店を移転してオープンしたのが9月6日。

あれから、丸4年が経ち、5年目を迎えています。
細々ながらもお店を続けられたのは、日頃、お店を気にかけてくださったお客様のお陰です。
いつもありがとうございます。

今年は、特別なイベントなどはしませんでしたが、
欠品していたブラックのベルギーハーフリネンのアンクルパンツを縫いながら、その日を迎えました。
程よい厚み。麻のラフ感、コットンの真面目さ。両方が半分ずつでとても気に入っています。
この生地は黒しかなく、「他の色はないんですか?」とよく聞かれます。
私もいつか、この生地の別カラーで服が作れたらいいなと密かに思っています。

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今日は、ご褒美みたいな涼しい一日でしたね。
明日からは、通常モードの残暑のようです。

久しぶりにワンピースを作っています。
少しずつ進めて、やっと形になりました。

先日、おすすめされて行ったカフェでのこと。
ご夫婦でされているお店のようで、細部までお二人の美意識が詰まった居心地の良いお店でした。
奥様はワンピース姿でお仕事されていていました。
エプロンもなし。すらっとロングのワンピース。
その姿がとっても素敵でした。

「ワンピースってやっぱり、いい。」と再認識して、
作る手が進んだように思います。

早く、ご紹介できるように、もうひと頑張りします。

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数日前の空。
眠くて眠くて仕方ないのに、頑張って起きている時みたいな。
そんな空。



シロ.ではあまりやったことのないデザインのシャツを作ってみようということで出来上がったハイネックプルオーバーシャツ。
大きすぎるポケットについつい手を入れたくなってしまいます。
大きめの襟ぐりは、ボタンを全て止めて立てたり、ボタンを閉めたまま折ってみたり、ボタンを2つ外して折ったりと、
複数のバリエーションで、夏でも涼しく襟元を楽しめます。

太番手のしっかりとしたリネン生地を使用して作りました。
着て洗い込むことで生地が少しづつ柔らかくなり肌に馴染んでゆきます。
リネン特有の風合いも是非楽しんでほしいです。

→online shop

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hanaエプロンを作り始めてから数年が経っています。
パターンを少しずつ調整し、いろんな生地を試し、ディテールに小さな変化を持たせたり、
同じようでいて、いつも新鮮な気持ちでhanaエプロンを縫っています。

私自身がhanaエプロンの一番のファンなんだと思います。

定番の厚みのあるリネン100%の生地に、コットンでパイピングを施してみました。
グレーとピンクはずっと好きな組み合わせ。
可愛くなりすぎずに、ピンクを纏えるかと思います。

ゆるりと身につけるエプロン。
引きずってしまわないギリギリの長さに仕上げています。
スカート部分は、フレアの広がりがあり、タックやギャザーのように広がらないので、
野暮ったさがなく、すっきりと長さを楽しめるかと思います。

オンラインショップでは、生地違いのものがいくつかあります。
どうぞ、ご覧ください。

→Hana Apron Linen | Gray×Pink Piping

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2023.07.23 音と立てずに
これからは大切なものが音を立てずに無くなっていく。

以前、ラジオのナビゲーターがでこんなことを言っていました。
作業をしながら聞き流していたラジオなので、一語一句合ってはいないかと思いますが、
ズシンと心に響きました。

先日、シロ.で使っている布の織元さんが廃業されたことを知りました。
我々は新参者でわずかな取引ではありましたが、
大事な大事な布でした。
長い長い歴史と共に培った技術があったからこそ生まれてきた生地だったかと思います。

我々の手元にあるものは、わずかですが、
大切に、服に仕上げていきたいと思います。

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「HAGUE」をテーマに2022年AWで発表したシロ.の炭染め服。
しっかりとしたリネンオックスに炭染めを施した生地を使って製作したゆったりとしたプルオーバー。
通気性、速乾性に優れているリネンの特徴を活かして、スウェットのようにさっと着れるような服をイメージして製作しました。
炭染め生地は使うほど、雰囲気もよくなってゆきますので経年の変化を楽しんでいただけたらと思っています。

長袖の服のことなど想像できないぐらい暑い、暑い日が続いていますが、
この暑さが過ぎた頃に、さらっと一枚で着るのがちょうどいいプルオーバーかと思います。


*色落ちがありますので白い物と避けてお洗濯してください。


→online shop

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